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■ 作ろう青年部!〜青年部の意義とあり方〜 |
最近の経済社会環境は、技術革新、企業の自由化、政治・経済の国際化、住民意識の高揚等によって、中小企業経営者および経営管理者に、幅広い知識と教養、将来に対する先見性を求めてきていた。また、従業員の常識、教養、考え方、態度などが変化してきており、世代の断層を大きなものとしてきている。
完全なる中小企業経営者または経営管理者を育成することは、教育の目標であっても、達成することは難しい。
しかし、少なくとも中小企業経営者または経営管理者としての自覚を持たせ、自分が企業および業界の一員として自己の占める位置を自覚し、本人自身と従業員と、取引先と同業者に対し、自身と責任を持たせることを目標とすべきであろう。
現在の、または将来の経営者及び経営管理者に対する教育は人的投資であると考えねばならない。
教育こそが企業の明日への飛躍となるのであり、良きアイデアを生む源動力となるのであり、良きアイデアを理解し、活かすことの出来る能力となるのである。
今日の経済的環境条件の下においては、事業者、役人、政治家およびこれに関連するグループが新しい仕事を次々に創造し、開発してゆく社会的機能を持っている。
この新しい仕事の創造は、今日の経済的・社会的特徴であり本質であるということができる。しかも、この新しい仕事の創造は、一方では新しい仕事に対して相対的に効率的でなくなったものの消滅、環境に適応しなくなったものの消滅を必然的に伴う。
このような経済的・社会的な環境条件の下では、事業者は勇気をもって、非常に熱心な創造と責任をもって、事業を行うことができる。
したがって、事業者にとって住みやすい、仕事のし甲斐のある社会であるということが出来る。
また、同時にそのような事業者の事業活動の成果によって、社会と経済が向上するのである。
今日の経済的環境のもとにおいては、事業者の責任とは、このような社会的・経済的環境を維持し、改善し発展させてゆくことである。
フレッシュな頭脳と行動力と社会に対する責任感を持った、勇気ある経営者こそ、このような経済的・社会的環境に最も適した経営者であるといえる。
以上のことから、組合青年部の会員の中から、次代を担う創造力と実行力と責任感と豊かな人間性をそなえて、自己の企業と業界と経済的環境をイノベーションできる中小倒業青年経営者が育っていくか、否か、によって組合青年部の存在する意義を問われることになるのである。 |
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